美術の事業内容と告知

今回は美術制作という仕事の事業内容について、ご紹介させていただきたいと思います。

まず、テレビや映画を制作するプロジェクトは、大きく3つの部署から成り立っています。

  1. 制作・・・演出・プロデューサー・ディレクター
  2. 技術・・・カメラ・音声・照明
  3. 美術・・・小道具・大道具・持ち道具・衣装・ヘアメイク・結髪・消え物・電飾・特殊効果・美術車両

などなど、役割は多岐にわたります。
画面に映る演者さん以外のすべてが美術の範疇といえます。

スタジオ収録の他にも、番組内で差し込まれる再現VTRの美術も私たちの仕事となります。
10~30分くらいの再現VTRでもいろいろな準備が必要です。

鎌倉時代初期の再現VTR

まず、時代的に畳がないので
木目調のクッションフロアを床に敷きます。一瞬で武家屋敷ですね。

次に、机の上で夜に書き物をしているシーンです。
この時代にはまだろうそくがないので、かわらげ(皿)に油をさした物に火を灯します。

衣装さん、結髪さん(かつら担当)総出で、演者さんを鎌倉時代の武士に変身中させています。
演者さん、マスク・メガネ取るの忘れずに(汗)

時には

明治、大正時代にもタイムスリップ

製図しているシーンを撮影。自然光を遮るために黒幕を張ります。
プラスチックがまだないので、定規なども木製のものを準備します。

老若男女さまざまなスタッフさんが裏方で汗を流しています。
下は、カメラ目線のカメラさん

スタッフの力を合わせ、ひとつの作品を創りあげます。


~告知~

7/3(土)弊社が舞台装飾をお手伝いする馬頭琴コンサートが、つくばノバホールにて開催されます。

広大なモンゴルの草原を思わせる馬頭琴の音色と素敵な歌声。
コロナをしばし忘れて、深緑の中にいるような贅沢なひと時を味わって頂ければと思います。
弊社が手掛けた舞台装飾もお見逃しなく!!

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